冷たいキスなら許さない
社長の大事な秘書
***
予定通り日曜の夜に社長の車で厚木に戻った。
厚木のご両親の家に泊まった社長に月曜の朝は私のアパートまで迎えに来てもらって一緒に出勤。
オフィスに一緒に入る私たちを他の社員が生暖かい目で見てくる。
いやいや、別にね一緒に泊まったわけじゃないですよ。
なにせ、私の車は金曜から会社に置きっぱなしなのだから、通勤の足がなかったんですよ、仕方がないでしょうと言い訳の必要はないんだけれど、心の中でひとり呟く。
すぐに社長は下北さんと会議室で打ち合わせに入り私は私で自分の仕事に集中。
おかげで私も早速パソコンを立ち上げると一心不乱に作業して社長の存在を忘れること数時間ーーー
「灯里!メシに行くぞ、1分で駐車場に来い」
いつの間にか会議室から出て来ていた社長が大声で叫んでいる。
「私、まだ区切りがつかないんでぇー、下北さんと二人で行ってください」
いつものようにパソコンから視線を外さず返事をする。
予定通り日曜の夜に社長の車で厚木に戻った。
厚木のご両親の家に泊まった社長に月曜の朝は私のアパートまで迎えに来てもらって一緒に出勤。
オフィスに一緒に入る私たちを他の社員が生暖かい目で見てくる。
いやいや、別にね一緒に泊まったわけじゃないですよ。
なにせ、私の車は金曜から会社に置きっぱなしなのだから、通勤の足がなかったんですよ、仕方がないでしょうと言い訳の必要はないんだけれど、心の中でひとり呟く。
すぐに社長は下北さんと会議室で打ち合わせに入り私は私で自分の仕事に集中。
おかげで私も早速パソコンを立ち上げると一心不乱に作業して社長の存在を忘れること数時間ーーー
「灯里!メシに行くぞ、1分で駐車場に来い」
いつの間にか会議室から出て来ていた社長が大声で叫んでいる。
「私、まだ区切りがつかないんでぇー、下北さんと二人で行ってください」
いつものようにパソコンから視線を外さず返事をする。