冷たいキスなら許さない
会社から徒歩3分。
ガラガラっと勢いよく引き戸を開けると威勢のいい声に迎えられた。
「いらっしゃい。灯里ちゃん、奥空いてるよ」
「進さん、日替わり2つ。社長のツケで」
席に座る前にカウンターの向こうにいる社長の実弟の進(しん)さんに注文した。
「了解」
進さんに私の機嫌の悪さが伝わったらしく、私たちの日替わり定食には食後にコーヒーとプリンが付いてきた。
「わぁ、私までプリンが付いてる。ありがたくご馳走になりまーす」
メグミちゃんはキャッと喜び、私は苦笑した。
「ごめんね、兄貴がまた何かやったんでしょ」
「大当たり」
コーヒーを持ってきてくれたイケメン進さんに笑顔を返した。
「私のこと生意気で可愛くない顔だって言うんだもの。ひどいでしょ。おまけに来週から厚木に貸し出すんですって。こんなのランチ一回分じゃすまない気分」
ガラガラっと勢いよく引き戸を開けると威勢のいい声に迎えられた。
「いらっしゃい。灯里ちゃん、奥空いてるよ」
「進さん、日替わり2つ。社長のツケで」
席に座る前にカウンターの向こうにいる社長の実弟の進(しん)さんに注文した。
「了解」
進さんに私の機嫌の悪さが伝わったらしく、私たちの日替わり定食には食後にコーヒーとプリンが付いてきた。
「わぁ、私までプリンが付いてる。ありがたくご馳走になりまーす」
メグミちゃんはキャッと喜び、私は苦笑した。
「ごめんね、兄貴がまた何かやったんでしょ」
「大当たり」
コーヒーを持ってきてくれたイケメン進さんに笑顔を返した。
「私のこと生意気で可愛くない顔だって言うんだもの。ひどいでしょ。おまけに来週から厚木に貸し出すんですって。こんなのランチ一回分じゃすまない気分」