冷たいキスなら許さない
先代社長夫妻はエリちゃんの義父母さんにあたるひとたちなのだけど、これがまたいい人を絵にかいたような人たちで。
アパートの隣近所の引っ越しの挨拶にも手土産も準備して一緒に回ってくれるほど。
「灯里ちゃん、困ったことない?」
「仕事が終わったらお夕飯食べに来てね」
「家具が足りなかったら作るから言うんだよ」
「〇△スーパーは安いけど、鮮度はいまいちだから✕✕スーパーの方がおすすめよ」
「灯里ちゃんの好物のカキフライ作ったから食べにいらっしゃい」
「信濃の美味い酒をもらったから飲みにおいで」
その他。頂き物のチョコレートケーキがあるとか、回らないお寿司を食べに行きましょうとか・・・。
気が付けば、週に2~3回は先代社長宅に上がり込んで夕飯をご馳走になっている始末。
週に一度は長野に戻っているのだから私の一週間のうち半分以上はこのフォレストハウジングの森家のお世話になっている。
いや、お世話になっているのは先代社長夫妻であって、現社長の大和さんにはお世話になっているっていうよりは振り回されているのであって、決してお世話はされていない。
まあ、弟の進さんのお店で長野に帰る度に勝手に社長のツケで飲み食いしているんだからそこは大きな声では言えないけれど。
アパートの隣近所の引っ越しの挨拶にも手土産も準備して一緒に回ってくれるほど。
「灯里ちゃん、困ったことない?」
「仕事が終わったらお夕飯食べに来てね」
「家具が足りなかったら作るから言うんだよ」
「〇△スーパーは安いけど、鮮度はいまいちだから✕✕スーパーの方がおすすめよ」
「灯里ちゃんの好物のカキフライ作ったから食べにいらっしゃい」
「信濃の美味い酒をもらったから飲みにおいで」
その他。頂き物のチョコレートケーキがあるとか、回らないお寿司を食べに行きましょうとか・・・。
気が付けば、週に2~3回は先代社長宅に上がり込んで夕飯をご馳走になっている始末。
週に一度は長野に戻っているのだから私の一週間のうち半分以上はこのフォレストハウジングの森家のお世話になっている。
いや、お世話になっているのは先代社長夫妻であって、現社長の大和さんにはお世話になっているっていうよりは振り回されているのであって、決してお世話はされていない。
まあ、弟の進さんのお店で長野に帰る度に勝手に社長のツケで飲み食いしているんだからそこは大きな声では言えないけれど。