臆病な背中で恋をした ～２

亮ちゃん･･･過保護すぎだよぉ･･･。あれかなぁ、まだわたしを高校生くらいに思ってるのかなぁ･･･。もう２６歳なんだけどなぁ。ちょっと頭を抱えたくなった。

「手塚は余計なことは考えずに、俺の言うとおりに黙って可愛がられてろ。それが小動物の役目だ、分かったか？」

･･･えぇと。可愛がられるの意味もよく分からないけど、お世話になるのは違いないわけだし･･･。

「はい･･･あの、宜しくお願いします･･･？」

窺うように津田さんを見上げれば。不敵な色を滲ませた眼差しで、ふっと口角を上げて見せた。




これからの同居生活がどうなるのか。全く想像もつかないまま。

これって･･･そもそも同居なの？？　
飼い主が留守の間、ペットシッターに預けられてる小動物。って思えるのはわたしの気のせいなのかなぁ･････････。


おわり