臆病な背中で恋をした ~2
飼育係と、飼い主の憂鬱(オマケ編)
【飼育係編】
当然だが。飼育係の朝は、のん気に巣穴の中で丸まってる小動物より早い。
毎朝6時半前には起きてシャワーを浴び、ようやく小動物が巣穴から出てくる頃にはキッチンに立つ。
「おはようございます、津田さん」
手触りが良さそうなスェット上下姿でやってきた小動物が、洗顔しただけのスッピンでリビングに入ってくる。
「ああ。・・・座れよ、もう出来る」
「はい、ありがとうございます」
寝癖を気にしてるのか、肩につくぐらいの髪は髪留めで一つにまとめ、出勤する時はゆるく巻いてあったり、その日の気分で変えてるらしい。・・・俺からしたら、どれでも変わらない。小動物は小動物だ。
当然だが。飼育係の朝は、のん気に巣穴の中で丸まってる小動物より早い。
毎朝6時半前には起きてシャワーを浴び、ようやく小動物が巣穴から出てくる頃にはキッチンに立つ。
「おはようございます、津田さん」
手触りが良さそうなスェット上下姿でやってきた小動物が、洗顔しただけのスッピンでリビングに入ってくる。
「ああ。・・・座れよ、もう出来る」
「はい、ありがとうございます」
寝癖を気にしてるのか、肩につくぐらいの髪は髪留めで一つにまとめ、出勤する時はゆるく巻いてあったり、その日の気分で変えてるらしい。・・・俺からしたら、どれでも変わらない。小動物は小動物だ。