臆病な背中で恋をした ~2
『婚約者』。躊躇わずに言い切られた瞬間。
心臓が裂けて、破けた。
分かっていたのに。それでも。頭の天辺に何かが振り下ろされたみたいに。
圧し潰されたかのような衝撃と、絶望に飲み込まれて。
目の前が真っ暗になった。
なにか言いたいのに・・・なにも言葉が出てこない。
壊れたロボットみたいに固まったまま。
亮ちゃんをただ。見つめてた。
心臓が裂けて、破けた。
分かっていたのに。それでも。頭の天辺に何かが振り下ろされたみたいに。
圧し潰されたかのような衝撃と、絶望に飲み込まれて。
目の前が真っ暗になった。
なにか言いたいのに・・・なにも言葉が出てこない。
壊れたロボットみたいに固まったまま。
亮ちゃんをただ。見つめてた。