しあわせ食堂の異世界ご飯2
「さ、食べてみてシャルル!」
「はいっ!!」
アリアがシャルルに椎茸ステーキを差し出すと、嬉しそうにかぶりついた。
「あふい……っ」
はふはふと外の冷たい空気を入れながら、目を閉じる。
バターの風味に、しょうゆの香ばしさ。さらに分厚い椎茸は歯ごたえがあって、噛んだところから椎茸の濃厚な山の自然が口内いっぱいに広がっていく。
じわぁっと溢れる椎茸の肉汁に、思わずシャルルは目を見開いた。
「こんな椎茸、食べたことがないです!」
すごい! そう言って、シャルルはぺろっと椎茸ステーキを平らげてしまう。
「気に入ってもらえてよかった。カミルの分はもちろん、まだたくさんあるからみなさんも食べてくださいね」
「ああ、サンキュ――って、うわっ!」
「俺にもその美味そうなやつをくれ!!」
「こっちにもだ!」
「早く、早く食べたい!!」
アリアの言葉を聞いて、見ていた人たちが一瞬にして押し寄せてきた。
シャルルが慌てて列の整理を行うけれど、勢いがすごくて列を作っている余裕がないほどだ。
焼き上げるはしから、椎茸ステーキは奪われていく。
本当はほかの椎茸料理も作りたかったのだけれど、この様子ではしばらくは難しそうだ。
アリアの椎茸料理を奪い合うかたちになったが、収穫祭は大成功で幕を閉じた。
「はいっ!!」
アリアがシャルルに椎茸ステーキを差し出すと、嬉しそうにかぶりついた。
「あふい……っ」
はふはふと外の冷たい空気を入れながら、目を閉じる。
バターの風味に、しょうゆの香ばしさ。さらに分厚い椎茸は歯ごたえがあって、噛んだところから椎茸の濃厚な山の自然が口内いっぱいに広がっていく。
じわぁっと溢れる椎茸の肉汁に、思わずシャルルは目を見開いた。
「こんな椎茸、食べたことがないです!」
すごい! そう言って、シャルルはぺろっと椎茸ステーキを平らげてしまう。
「気に入ってもらえてよかった。カミルの分はもちろん、まだたくさんあるからみなさんも食べてくださいね」
「ああ、サンキュ――って、うわっ!」
「俺にもその美味そうなやつをくれ!!」
「こっちにもだ!」
「早く、早く食べたい!!」
アリアの言葉を聞いて、見ていた人たちが一瞬にして押し寄せてきた。
シャルルが慌てて列の整理を行うけれど、勢いがすごくて列を作っている余裕がないほどだ。
焼き上げるはしから、椎茸ステーキは奪われていく。
本当はほかの椎茸料理も作りたかったのだけれど、この様子ではしばらくは難しそうだ。
アリアの椎茸料理を奪い合うかたちになったが、収穫祭は大成功で幕を閉じた。