深紅の薔薇姫に愛を
それから俺は少しづつ、相良さんにケンカを教えて貰った。

せめて学校だけには行き、家には帰らなかった。

もちろん、そんな俺に親父はカンカンだった。これで、俺を見放してくれればいいのに。

1年にもみたない時間がすぎた頃、俺はやんちゃ仲間だった大河と暴走族、”桜龍”を立ち上げた。

それから、東西南北は別れて言った。

『東の如月』

これが、今の俺の呼び名だ。
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