深紅の薔薇姫に愛を
あたしは右の頬に漣からの愛を受けながら、再び眠りについた。
今を幸せだと思える。
明日を迎えられる。
そう、感じられるのだ。
あれほど矛盾を嫌っていたあたしが、矛盾の愛も受け入れようとしている。
……これは、あたしが漣を好きだということなのだろうか。
どうやって琉を好きになったのか分からない。
心に”好き”という気持ちが植え付けられていたのだろうか
”薔薇姫”という立場にいるのならば、総長の琉を好きになるのが妥当だったよだろうか。
いまさら、わからない。
愛の存在も、愛の確かさも。
だけど。
「漣、好き………」
そう、こぼしてしまったから。
歯車を回してしまったから。
狂わせてしまったから。
_________もう、戻れない。
頬にキスをして。
額にキスをして。
少しだけ慣れていることに、漣はおこる。
あたしの幸せはどこにあるというの………?
今を幸せだと思える。
明日を迎えられる。
そう、感じられるのだ。
あれほど矛盾を嫌っていたあたしが、矛盾の愛も受け入れようとしている。
……これは、あたしが漣を好きだということなのだろうか。
どうやって琉を好きになったのか分からない。
心に”好き”という気持ちが植え付けられていたのだろうか
”薔薇姫”という立場にいるのならば、総長の琉を好きになるのが妥当だったよだろうか。
いまさら、わからない。
愛の存在も、愛の確かさも。
だけど。
「漣、好き………」
そう、こぼしてしまったから。
歯車を回してしまったから。
狂わせてしまったから。
_________もう、戻れない。
頬にキスをして。
額にキスをして。
少しだけ慣れていることに、漣はおこる。
あたしの幸せはどこにあるというの………?