深紅の薔薇姫に愛を
●第3章
○思い出の片隅
side 雫雲(なぐも)
「漣、本当にいいのか?」
これがアイツにしれたら、今の関係が保てなくなるかもしれない。
『ああ。アイツは……思い出さなきゃいけないから』
その声に曇りはない。その言葉を聞いて電話を切ると、アイツの傍にいるであろう奴にメールを送った。
「……計画の、始まりだ」
狂いゆく運命に、麗薇は勝てる?
真実と絶望をしるとき、お前はどんな顔をする?
「Now, the beginning of the game」
全てを知ったお前に会うのが楽しみだよ、麗薇。
「雫雲?どうかしたのか?」
「いや、なんでもない。」
俺の近くにいた万友(まゆ)が俺の顔をのぞき込む。
「ちょ、近いよー!」
慌てて俺と万友を引き剥がしたのは万友の彼女、菜音(なのん)こいつはここ、凛龍の姫だ。
スマホが震えて、メールがくる。どうやら、作戦通りに言ったらしい。
いっぱい悩めよ、麗薇。
俺は幼い頃の俺たちの写真を手にして……静かに笑ったのだった
「漣、本当にいいのか?」
これがアイツにしれたら、今の関係が保てなくなるかもしれない。
『ああ。アイツは……思い出さなきゃいけないから』
その声に曇りはない。その言葉を聞いて電話を切ると、アイツの傍にいるであろう奴にメールを送った。
「……計画の、始まりだ」
狂いゆく運命に、麗薇は勝てる?
真実と絶望をしるとき、お前はどんな顔をする?
「Now, the beginning of the game」
全てを知ったお前に会うのが楽しみだよ、麗薇。
「雫雲?どうかしたのか?」
「いや、なんでもない。」
俺の近くにいた万友(まゆ)が俺の顔をのぞき込む。
「ちょ、近いよー!」
慌てて俺と万友を引き剥がしたのは万友の彼女、菜音(なのん)こいつはここ、凛龍の姫だ。
スマホが震えて、メールがくる。どうやら、作戦通りに言ったらしい。
いっぱい悩めよ、麗薇。
俺は幼い頃の俺たちの写真を手にして……静かに笑ったのだった