深紅の薔薇姫に愛を
カンカンカンカンと螺旋階段を上がるとドアを開けた。

そして廊下を歩いて、お決まりのドアを開ける。

「おかえりー。麗薇。」

今、大河が猫のようにみえたのはあたしだけかな?

3人用のソファーに寝転がってスマホをみている。

それも、丸まって。

「遙真と千鶴は?」

千紘はあたしのバックをもう1つのソファーにおいた。

「今日、あれだから仮眠取るって。」

”あれ”とはなんなんだろう。

「あ、あれってゆーのは、」

大河がの考えを読んだように解説してくれる。

「暴走だよー。」

やっぱり、この族も暴走、するんだ。

まあ、暴走族だからしかたないけど。

チラリと時計をみると、もうお昼だった、

「千紘、今日の昼どうするの?漣、またあいつのとこ行ったんでしょ?」

「適当に食うか。」

あたし、今日はペペロンチーノが食べたい気分だ。

すると、ガチャりとドアが空いた。

「千鶴!」

ティーカップを3つもった、千鶴がいた。

「麗薇ちゃん、おかえり。これ、ココア。飲んで。」

寝てたはずのに、千鶴はタイミングがいい。

ちょうど喉がかわいたところだ。

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