深紅の薔薇姫に愛を
返事もせず、ただ近ずいていく。
……絶対的な王様の元へ。
「麗薇、お前も暴走、来い。」
なにかと思えば、とんでもないことを言うのだった。
「えっ、無理だよー、無理無理!」
普通の安全バイクなら全然乗るけど、暴走ってことはスピード出してしかも警察に
みつかったら追いかけ回されるんだよね?!
怖いよ……。こいつにバイクから落とされそう……。
「安心して…。麗薇ちゃんはただ、漣とこの車乗ってるだけだから。」
そういって千鶴が指したのは1番おおきな高級車。
て、え、”漣と乗るだけ”って言った?!
……まあ、バイクに乗って振り落とされるだけまっしか。
「まだ行かないからブラブラしてていいぞ。」
最後に王様のその声が聞こえてあたしは近くの椅子になる所へ、
あんまり、あたしはこんな騒ぎこと、好きじゃないんだよね。
琉との、嫌な思い出だから。
あたしは少し静かになる少し離れているところに座った。
ただ、眺めているだけ。
きっと、これが暴走族の表舞台だ。
みんなの顔が輝いている。
「あの、あなたが姫さんですか?」
姫さんって、なんだろう。
「姫さんってなに?」
「え、漣さんの彼女さんじゃないんですか?」
「違う、違う!」
慌てて否定するあたし。
喋り掛けてきてくれたのは赤髪の背の小さい子。
「俺、伊吹 凪沙っていいます。よろしくお願いします。」
「華王麗薇です。」
なんか恥ずかしいけど、あたしも名乗った。
「……華王、麗薇?」
何故か、凪沙くんがあたしの名前をリピートする。
もしかして、”薔薇姫”のあたしを知っているの……?
……絶対的な王様の元へ。
「麗薇、お前も暴走、来い。」
なにかと思えば、とんでもないことを言うのだった。
「えっ、無理だよー、無理無理!」
普通の安全バイクなら全然乗るけど、暴走ってことはスピード出してしかも警察に
みつかったら追いかけ回されるんだよね?!
怖いよ……。こいつにバイクから落とされそう……。
「安心して…。麗薇ちゃんはただ、漣とこの車乗ってるだけだから。」
そういって千鶴が指したのは1番おおきな高級車。
て、え、”漣と乗るだけ”って言った?!
……まあ、バイクに乗って振り落とされるだけまっしか。
「まだ行かないからブラブラしてていいぞ。」
最後に王様のその声が聞こえてあたしは近くの椅子になる所へ、
あんまり、あたしはこんな騒ぎこと、好きじゃないんだよね。
琉との、嫌な思い出だから。
あたしは少し静かになる少し離れているところに座った。
ただ、眺めているだけ。
きっと、これが暴走族の表舞台だ。
みんなの顔が輝いている。
「あの、あなたが姫さんですか?」
姫さんって、なんだろう。
「姫さんってなに?」
「え、漣さんの彼女さんじゃないんですか?」
「違う、違う!」
慌てて否定するあたし。
喋り掛けてきてくれたのは赤髪の背の小さい子。
「俺、伊吹 凪沙っていいます。よろしくお願いします。」
「華王麗薇です。」
なんか恥ずかしいけど、あたしも名乗った。
「……華王、麗薇?」
何故か、凪沙くんがあたしの名前をリピートする。
もしかして、”薔薇姫”のあたしを知っているの……?