Reaper..†



“B級だからレインくん1人で出来ると思ってね。”



バツ印の書かれた場所を目の前に思い出すのはジルさんの言葉。



1人で…ね。




「CROWNの方ですね!よくぞいらっしゃいました。」




「あの、この街は水が有名と聞きましたが…」



見たところ、前回の緑が豊かな街のように水が街を流れていない。




「それもこれも…死神の仕業です!だから依頼をと、CROWNに…」




街人が指さす方には古びた洋館が1つポツンとたっていた。



…あそこに潜んでいるのか。




「それにしても酷い臭いですね…」



気分が悪くなるような強い臭いがさっきから死神の臭いを消すように漂ってる。




「きっと下水道も壊されてしまったんでしょう…すみません、本来ならもっと空気も澄んでいるのですが…。」




「いえ、謝らないでください。はやいところ死神を倒してこの街に水を取り戻しましょう。」




「よろしくお願いします…!」




とりあえず…まず行くのはあの洋館かな。






「あなたたちはここにいてください。」




斧や鎌を持った街人の人達は今にも洋館に乗り込もうとしていたけど、流石に状況がわらなさすぎるから危ない。




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