Reaper..†
「もう謙遜しちゃって!知ってるんだよ〜レインくんが独自で死神討伐してるの!」
…そう、俺は2日前まで独自で死神討伐をしていた。
そろそろCROWNからの招待が来るだろうと思っていた矢先のこと、手紙がきたという訳だ。
何故死神討伐をしていたかというと、1つは俺はよく死神に憑かれそうになる体質だから。
もう1つは、一度死神に襲われかけていた人を助けたら噂は広がりいつの間にか“レイン様”と呼ばれ依頼をすごく申し込まれたから。
「…気まぐれですよ。」
紅茶をひと口飲むと、ダージリンの香りが広がった。
「じゃあシエラ、レインくんを部屋に案内してあげて。」
「はい。」
シエラは目を通していた資料をおき、着いてきてくださいと部屋の扉を開ける。
「じゃあレインくん、また依頼の時に。」
机に腰をかけたジルさんは紅茶を片手に手をヒラヒラと振った。