Reaper..†
「ひっ…あ、あなた何なのよ…」
お客さんが見る方は俺ではなく、俺の後ろ。
「…サシャ?」
メガネを外し、女性用の仕事用着を来たサシャが伝票を今にも壊しそうに握りしめていた。
「だ・か・ら!レインくん、困ってますから!」
サシャがそう言うと、お客さんはムスッとしてお金を置き店を出ていった。
「あ、ありがとうございます…サシャ。」
「いえいえ!レインくん、すっごい困り顔してたし!」
そんなに顔に出てたかな…。
「でもなんでサシャがここに?」
「ジルさんに聞いたの。友達の店の接客のお手伝いって。…そしたらいてもたってもいられなくて飛んできたの!」
「なるほど…」
相変わらずサシャは俺をキラキラした目で見つめてくる。
「だってレインくんが接客だよ?私が客なら無理矢理にでも連れて帰「サシャ、犯罪だ。」
伝票でサシャの頭を軽く叩いたアラン。
…みんな伝票の扱いが雑。