Reaper..†
「それとね、ほら!」
「え、エシリア?」
サシャの後ろから出てきたのは、コスプレにしか見えないフリフリの服を着たエシリアだった。
「…やっぱ無理!」
顔を真っ赤にしてまたサシャの後ろに行くエシリア。
「応援かな?さ、お給料分働いてもらうよ〜!」
ジェーンさんは恥ずかしがるエシリアを笑顔で厨房へ連れていった。
…さすがジルさんの友達って感じの人だな。
「レイン、休憩いいってよ。」
「はい。」
それからさっきのようなことはなく、スムーズに仕事は進んだ。
「…はい、レイン。」
「これは…?」
「私が作ったの。…食べれると、思うけど。」
目の前に用意されたケーキ。
それはこのお店のメニューに載っていてもおかしくないくらいのクオリティ。