Reaper..†
「…いきますよ、レオン。」
…痛がる素振りがない。
もう過去に飲み込まれかけているのか。
「…髪、か。」
死神の髪が嫌に心臓に絡みついている。
「っく、あ………」
レオンは痛みからか俺の手を強く握りしめた。
「レオン、我慢してください…っ」
過去から少し痛みに変わったようだ。
それがいいのか悪いのか…。
「…っまずい…」
レオンの能力…光。
俺と、反対の能力。
それは俺の頬を掠った。
「レオン、しっかりしてください!」
今レオンの能力が暴走すれば、俺だけでなく後ろに見える街にまで被害がいく。
それだけは避けないと…
「とれた…」
後は俺の血を…
「…っ!」