Reaper..†
「アラン様、アラン様…」
シエラが揺さぶるも、アランは起きそうにない。
「…っ、なんだ…今の…」
…脳に少し刺激を送った。
「お前がやったのか?」
でも、面倒そうだから黙っておこう。
「…いえ。」
「そっか…なんだか前にも今の感じ、あったな…」
頭を掻きながらアランは椅子に座る。
シエラはアランにズボンを渡し、それをアランは渋々履いた。
「俺はアラン。アランでいい。お前は?」
「アラン様、昨日話しましたよね?レイン様です、今日から相部屋の。」
「あ〜…そうだっけ?まぁよろしくな、レイン。」
アランはクールそうに見えて意外とバカらしい。
青い髪が特徴的だ。
「なぁレイン、ちょっと一戦やろうぜ!」
“一戦”そう言葉に出したアランは、八重歯をみせ子供っぽく笑う。
…戦いが好きなんだろう。
「…俺達は共闘するはずですが。」
「かたいこと言うなよ。お前の実力が見てみたいんだよ!」