Reaper..†



「…クロス…」



血だらけのシェリーは壁に貼り付けられていて、その後ろには血で書いてあるクロスが見える。




…なんのつもりだ。



これは偶然か否か…いや、





「…招待状、か。」



丁度いい。




「どうかしましたか?」




風邪でつまっていた鼻も治った。







「…子供の死神の街。」





見た目は子供でも中身は死神。



そんなのだらけの街。






「やっと気づいたか。…CROWNには鼻が利く奴がいると聞いたが…そいつも鈍いな。」




ミシェルの姿をした死神が指を鳴らすと、どこからともなく子供たちが出てくる。




「…なんのつもりですか?」



多分コイツらの考えはこうだろう。





「「子供だと思って油断、そして殺しきれない。」」




言葉を重ねると死神は驚いた顔をする。




でもそれは一瞬で消えた。





「わかっていても殺せないのがCROWNのゴミ共なんだよっ!」




< 92 / 156 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop