Reaper..†
「…クロス…」
血だらけのシェリーは壁に貼り付けられていて、その後ろには血で書いてあるクロスが見える。
…なんのつもりだ。
これは偶然か否か…いや、
「…招待状、か。」
丁度いい。
「どうかしましたか?」
風邪でつまっていた鼻も治った。
「…子供の死神の街。」
見た目は子供でも中身は死神。
そんなのだらけの街。
「やっと気づいたか。…CROWNには鼻が利く奴がいると聞いたが…そいつも鈍いな。」
ミシェルの姿をした死神が指を鳴らすと、どこからともなく子供たちが出てくる。
「…なんのつもりですか?」
多分コイツらの考えはこうだろう。
「「子供だと思って油断、そして殺しきれない。」」
言葉を重ねると死神は驚いた顔をする。
でもそれは一瞬で消えた。
「わかっていても殺せないのがCROWNのゴミ共なんだよっ!」