Reaper..†


エシリアside



私の左眼は、死神の目。


そんな私を救ってくれたのはレインだった。





「……」



やっぱりレインが心配。




前にレインが何日も帰ってこない時があった。


その時、すごく胸が痛くなった。




レインは私の恩人であり、大切な人。



…もう大切な人を失うのは嫌だから…。





「…エシリア、私たちも行くぞ。」




肩を叩かれ、振り返るとみんな起きて準備をしていた。




「…はいっ!」




CROWNのみんな、レインが大切なんだ。



だからレイン…安心して。



私の力は人を守る為に使うもの。


そしこの力を戦うために使おうと思ったのも…レインのおかげだから。





「私が、守る…」






今度こそは、大切な誰かを守れるよう。






この力を使うね…お父さん。








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