キミへの想いは、この声で。
冬休みは、みんなに会うことができないから……。
友達という存在に怯えていた私がこんなことを思うなんてビックリだけど、これが正直な気持ちなんだ。
「たしかに宿題もあるし大変だけど……、やっぱり冬休みもこの四人で遊びたいよな!」
颯太くんは私のほうを向くとニカッと笑った。
……なんで今、私に?
「颯太もやっぱり、そう思う?!」
すると優乃ちゃんは、少しテンション高めに颯太くんに問いかけた。
「そりゃそうだろ!
この四人で遊んだら楽しそうじゃん!」
「あ、茜はどう思う?」
楽しそうに話すふたりを横で見ていた私は、優乃ちゃんの急な問いかけに少しビックリしてしまった。