キミへの想いは、この声で。

「それいい!今から遊んだら、四時間くらいは遊べそうだし!」


「いや、待てよ。

お前らはよくても、親に許可もらえなかったら意味ねーぞ」


「私の家は大丈夫!」


グッと親指を立てる優乃ちゃん。


「俺ん家も大丈夫」


『私のところも大丈夫だと思う』


「……みんな大丈夫なら、問題はないか。

で、どこで遊ぶんだよ」


「直樹の家!」


「断る」


優乃ちゃんの提案に即答する徳原くん。


「そもそも、佐藤は俺の家わかんねーだろ」


「待ち合わせ場所を正門前にして、みんなで行けばいいじゃん」


「却下。俺の家はなしだ」


「……ケチ」


プクッと頬を膨らませる優乃ちゃん。

< 175 / 337 >

この作品をシェア

pagetop