キミへの想いは、この声で。
「それいい!今から遊んだら、四時間くらいは遊べそうだし!」
「いや、待てよ。
お前らはよくても、親に許可もらえなかったら意味ねーぞ」
「私の家は大丈夫!」
グッと親指を立てる優乃ちゃん。
「俺ん家も大丈夫」
『私のところも大丈夫だと思う』
「……みんな大丈夫なら、問題はないか。
で、どこで遊ぶんだよ」
「直樹の家!」
「断る」
優乃ちゃんの提案に即答する徳原くん。
「そもそも、佐藤は俺の家わかんねーだろ」
「待ち合わせ場所を正門前にして、みんなで行けばいいじゃん」
「却下。俺の家はなしだ」
「……ケチ」
プクッと頬を膨らませる優乃ちゃん。