キミへの想いは、この声で。
……颯太の頭ポンポンは、犯罪だって叫んで退かしたいくらいだけど、このあいだ直樹に言われてしまったしな。
『颯太のあれは、素でやってるから、悪気はねーんだよ。だから許してやれ』……って。
……素でやってるなんて、なおさら許したくないけどね。
それから、ふたりの世界に浸ってしまっている茜と颯太を交えて、何時に待ち合わせするかを決めた。
決まった頃にはチャイムが鳴っていて、私たち四人は急いで教室へと戻った。
……どうか、この計画が上手くいきますように。
先生が来るまでのあいだ、私はずっと神様にそうお願いをしていた。
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