キミへの想いは、この声で。
「えっ、茜、これ……」
俯いた顔をあげれば、驚き顔の颯太くんとバチッと視線が交わった。
焦ってパッと目を逸らすと、私はおそるおそる口を開いた。
「え、っと……、だから、その……。
私……、颯太くんに話しかけてもらえて嬉しかった」
……告白がどういうものなのか、私はよく知らないし、なにを言えばいいかわかんない、けど……。
とにかく、今思っていること、すべてを伝えたい。
「傷つけたりとか、無視しちゃったりとか、私……、颯太くんを振り回すようなことばかりしちゃったけど……。
友達になれて私はすごく嬉しかったよ。
声が出ないのに、たくさんたくさん話しかけてくれてありがとう!」
太陽の光で照らされている颯太くんの顔を見つめる。