カフェオレ。
カフェオレから視線を上げれば、

そこには見惚れるほどのイケメンがいた。




濃い茶色の髪はセットされ、

同じ人間とは思えないほど端正な顔立ちをしている。



特に、大きくてぱっちり二重の切れ長の瞳が印象的だ。





「そ、そんなに見つめないで下さい。

興奮して……今すぐに食べたくなっちゃう」





あ、ヤバイ。

この人、普通じゃない。



そう悟ったけど、

引きこもり気味の私の体は動くわけなく……。





「よければ、今度デートしませんか?

人混みが嫌だったら、貸し切りにしますよ」





キラキラと輝く瞳を向けられながら、私はそう言われた。
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