カフェオレ。
第1章
____ポチッ
出来上がったデータを確認して、それを依頼してきた業者に送信する。
その瞬間に、仕事を終えたという現実感が一気に押し寄せた。
「はぁー」
女とは思えない盛大なため息が口から零れる。
背伸びをすれば、『バキボキ』という酷い音が体から鳴った。
「疲れた……」
背もたれに寄りかかって、そう呟く。
そして、手探りでマグカップを見つけて持ち上げる。
中身のカフェオレを一気飲みした。
すると、疲れた体に甘さが染み渡っていく。
それに幸福感を感じながら、体を起こしてパソコンを見つめ直した。
廣原 涼(ひろはら すず)。
大学を卒業して2年目の24歳。
仕事柄、若干引きこもりがちだがイラストレーターとして生活できるほど稼いではいる。
「……あ、飲み会忘れてた」
そして、仕事と自分しか愛せないイタイ奴だ。
出来上がったデータを確認して、それを依頼してきた業者に送信する。
その瞬間に、仕事を終えたという現実感が一気に押し寄せた。
「はぁー」
女とは思えない盛大なため息が口から零れる。
背伸びをすれば、『バキボキ』という酷い音が体から鳴った。
「疲れた……」
背もたれに寄りかかって、そう呟く。
そして、手探りでマグカップを見つけて持ち上げる。
中身のカフェオレを一気飲みした。
すると、疲れた体に甘さが染み渡っていく。
それに幸福感を感じながら、体を起こしてパソコンを見つめ直した。
廣原 涼(ひろはら すず)。
大学を卒業して2年目の24歳。
仕事柄、若干引きこもりがちだがイラストレーターとして生活できるほど稼いではいる。
「……あ、飲み会忘れてた」
そして、仕事と自分しか愛せないイタイ奴だ。