ずっと私を信じてくれたあなたへ
第1章
私とあなたの出会い
「ふいんき似てない!?」
「全然似てないよ〜 ていうかふいんきじゃなくてふんいきだから笑」
「え、ふいんきであってるよ絶対!」
斜め前の席の藤山あんなちゃんと、あんなちゃんの中学の時からの友達であろう中田なほちゃんが、笑いながら言い合いしているのを私、小澤もえは自分の席に座りながら聞いていた。
高校にも入学して3日目、中学が一緒だった子 がクラスに1人もいなかった私は、なかなかみんなと話すことができていなかった。
「ねぇねぇ、ふいんきじゃなくてふんいきだよね笑!?」
いきなり斜め後ろを向いて私に聞いてきたあんなちゃんに、私は驚いて
「う、うん!笑 間違いやすいけどふんいきだよね。」
と早口で答えた。
それを聞いたあんなちゃんとなほちゃんが
「そんな驚かなくてもいいのに笑 あのさ!私たち、もえちゃんと話してみたかったんだよね」
いつもテンション高めで、ワイワイしてる2人と話してみたいと思う反面、少し怖いと思っていた私は、その言葉が本当に嬉しかった。
「私も!!話してみたかったんだ。」
そう答えると2人は、
「ほんとに!?嬉しい!」
と笑顔で答えてくれた。
話せる人がいなくて、毎日ドキドキしていた私の心は一気に緩んだ。
「全然似てないよ〜 ていうかふいんきじゃなくてふんいきだから笑」
「え、ふいんきであってるよ絶対!」
斜め前の席の藤山あんなちゃんと、あんなちゃんの中学の時からの友達であろう中田なほちゃんが、笑いながら言い合いしているのを私、小澤もえは自分の席に座りながら聞いていた。
高校にも入学して3日目、中学が一緒だった子 がクラスに1人もいなかった私は、なかなかみんなと話すことができていなかった。
「ねぇねぇ、ふいんきじゃなくてふんいきだよね笑!?」
いきなり斜め後ろを向いて私に聞いてきたあんなちゃんに、私は驚いて
「う、うん!笑 間違いやすいけどふんいきだよね。」
と早口で答えた。
それを聞いたあんなちゃんとなほちゃんが
「そんな驚かなくてもいいのに笑 あのさ!私たち、もえちゃんと話してみたかったんだよね」
いつもテンション高めで、ワイワイしてる2人と話してみたいと思う反面、少し怖いと思っていた私は、その言葉が本当に嬉しかった。
「私も!!話してみたかったんだ。」
そう答えると2人は、
「ほんとに!?嬉しい!」
と笑顔で答えてくれた。
話せる人がいなくて、毎日ドキドキしていた私の心は一気に緩んだ。