初めての恋をあなたが教えてくれました。
「もう、中学生からは自分で起きるって約 束したのに!」

「ごめんごめん。明日からは起きるね!」

私は机の上に用意された朝ご飯を食べようと席に着いた。

「あれ、お姉ちゃんもう家出るの?」
リュックに荷物を詰めているお姉ちゃんに私は問いかけた。

「そうだよ。あんたや今日入学する子達のために準備があるの。なんで高校生も中学生の入学式の準備しなきゃいけないのよ。私だって今日から高校生なのに……」

そう。私は中学校受験をし、中高一貫高に今日から通うのです!


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