チャラめ男子と鈍感女子
「あんまり、無理しないようにしろよ?」
……あれ?
俺ってこんな口調じゃなかったよね?
いや、でもパッと出てきたんだから、これが俺の素直に思った事なんだろうけど...
いや、でも...うーん?
「はい...ありがとうございます」
自問自答を繰り返していると、エミリーはお礼を言いながらさっきよりも柔らかい笑顔を返してくれた。
ヤバッ....
これは絶対顔が赤くなってる。
「別に!...礼を言われる事じゃない、よ」
そんな俺を見られたくなくて、顔を背けた。
なんか言い方も素っ気なくなっちゃった気もするし〜!