チャラめ男子と鈍感女子
毎日練習を続けた甲斐あって、劇も何とか形になってきた。
文化祭が一週間前にもなると場所は教室から体育館へ。
体育館では他の劇をする2クラスと、ファッションショーに参加するグループが集まっていた。
「見てみて!ショーの人達、歩く練習してるよ」
体育館にいる大体がショーへと注目している。
二年と三年は参加経験があるらしく、綺麗なウォーキングだ。
だけど...
「槙ちゃん?!手と足が同じになってるよ!」
緊張してるのか、エミリーは普通に歩けてすらいなかった。