チャラめ男子と鈍感女子


その次の日の夜。


俺はコンビニで菓子を買い込み、寮へと帰っている途中だった。


寮の出入口が閉まるまで余裕があるから、取り分けのんびりと。


それで、寮の中に入ろうとしたんだけど...


少し離れた体育館に灯りがついているのに気付いた。



こんな時間に部活か?


うーん、でも文化祭前で夜の活動は規制されてるはずだし...



体育館に近付いていくと、何やら音が聞こえる。

ある程度規則的なリズムが。


体育館のサイドの扉から覗きこむと、一人の女子生徒がいた。


しかもそれは、俺のよく知っている女の子...


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