チャラめ男子と鈍感女子
「頭が良いのは知っていましたが、要領もいいとは...」
「片瀬は特殊だからな。頭の良さも、女ぐせの悪さもこの学園では右に出る奴はおらん」
「それって褒められてんのか、貶されてんのか分かんないんだけどなぁ?」
エミリーのすぐ横で座っていたナッキーがいきなり喋りだした。
かと思えば、俺の変な紹介しはじめるし...
「ナッキーは俺のこと分かってないなぁ。そうだ!ちゃんと理解してもらう為にも今度デートしない?」
「断る」
「少しは考えてはもらえないの?」
エミリーも変わってるけど、ナッキーも変わってるよね。
まぁ間違っても『普通』じゃないのは確かだよね。