チャラめ男子と鈍感女子


あぁ、そっか...


エミリーって子は変わった子なんだったっけ。


「プッ、...アハハハハ!!」


「へ?ど、どうかしたんですか?」



しっかし、俺もちょっと自意識過剰だったわ。


いつも尊敬や期待、嫉妬や妬み...そんな眼差ししか受けてこなかったし?


いつの間にか、それが当たり前~って思い込んでた。


でもエミリーは違うんだね。


俺なんて眼中にないんだとは思うけど、


エミリーの前では俺もただの人...って訳か。



「あのー、片瀬さん?」


「ん?ゴメンゴメン、おかしくってつい、ね」


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