チャラめ男子と鈍感女子
そんな俺の言葉にエミリーは小首を傾げる。
まぁ、そりゃそうだろう。本人は何がおかしいのか分かってないんだから。
「こっちの話だから気にしないで?でもエミリーって中くらいの成績なんだね?
もっと頭良いと思ってた」
「...よく言われます。勉強しようとは思っているんですが、どうしても本に手が伸びてしまって...」
そう話すエミリーの背中には悲壮感が漂っていて。
ん~、やっぱり変わってる女の子だなぁ。
でもこの変なとこがクセになりそうだと、ちょっと思ってたりした。