チャラめ男子と鈍感女子


「スミマセン...私ばっかり喋ってしまって」


「良いよ良いよ。聞いてて面白かったし!」



俺がつい本の話を聞くと、今の今まで話続けたエミリー。


昼前に会ったはずがあっという間に昼過ぎ...


もう少しするとおやつの時間だ。



「さてと、腹減ったな~。もちろん付き合ってくれるよね?」



そう言って笑いかけると、エミリーは恥ずかしそうに俯いて...



「私なんかがお相手でいいのでしょうか?」



顔を少し赤らめながら話してくる。


もちろんこれは無意識だって、分かってはいるんだけど...



「エミリーは可愛いね?」



行動があまりにも可愛かったから、ポロっと本音が出た。


まぁこんな言葉は常日頃言ってるし。


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