チャラめ男子と鈍感女子


俺がそう返すと、グッチーの顔がひきつった。



「俺の配属女子バスケなんだよ...
なんで女ばっかの場所に居なきゃならないんだ」



えーっ、俺にはかなり羨ましい展開だけどな?



「湊くん、可哀想ー!僕はねぇ、野球部だよ!代わってあげよっか?」



いつの間にか聞いていた翼が、誰も聞いてないのにべらべらと喋りはじめる。



「本当か!翼」


「んー、ウ・ソ・♪」



無邪気に笑いながら話す翼にグッチーが固まる。


超性格悪いな...コイツは。


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