チャラめ男子と鈍感女子
それは皆ハメをはずしてビーチボールや水遊びを楽しみ、お昼前に差し掛かった頃にやって来た...
「あーっ!見つけたー!!」
声を大にしながら四人組の女の子がこっちへ駆けてくる。
「探したんですよー!とにかく時間がないから、一緒に来てください!」
そう言って四人の中の一人が掴んだのは...エミリーの腕だった。
「ま、待て!君らは一体...?」
「あの、私たちここの一年で...今日は槙さんに用があって。
スミマセン!本当に時間がないので...失礼します!」
「えっ?何がなんですか?!」
エミリーを引き連れようとした四人をナッキーが止める。
でもエミリーの腕を掴んだ子とは別の女の子が言いたい事だけ言うと、今度こそエミリーを連れていってしまった。