チャラめ男子と鈍感女子


エミリーが帰ってきたのは夕食も終わって少しした時だったらしい。


“らしい”というのも、会長に用があると部屋に訪れたナッキーが喋っているのを聞いたからだ。


『だいぶ疲れていた様だ。風呂に入るとすぐに布団で眠ってしまったよ』


心配そうに話していたナッキーの様子から、エミリーの疲れは相当らしい。


一体何をしてたんだろう...


まぁ明日聞けばいいか。




そう思っていたんだけど、皆疲れて寝付いているバスの車内で聞けず、


エミリーは解散と同時にさっさと寮に戻ってしまって聞けず...


そのまま俺もエミリーも帰省する事になってしまったのだった。


< 97 / 247 >

この作品をシェア

pagetop