覚悟はいいですか
4、作戦会議?
「やっと来ましたね」
リビングに入ると、志水の他に紫織の護衛につけたジョルジュと百鬼もいた
二人とも呼んだのか、と志水を見ると、額に手をやり、長々とため息をついていた
ん?何か問題でも起きたのか?
疑問に思っていると、志水が立ち上がって、いきなり俺にデコピンをする
「…痛って!何すんだ!?」
「失礼しました。惚けた顔に腹が立ちまして」
涼しい顔をして、ちっとも悪いと思ってないだろ!
「目が冷めましたか?
打ち合わせ始めますよ。適当にその辺、座ってください」
「ここ、俺ん家……」
何とか出てきたセリフは完全に無視された
ジョルジュはククッと肩を震わせながら、コーヒーを配るとソファに腰掛ける
百鬼は全く表情を変えず、隣のソファに座ったままだ
ダイニングテーブルに戻ってモバイルパッドを起動させる志水を見て、俺は盛大にため息を吐き(せめてもの抵抗だ!)、百鬼の向かいのソファに腰を下ろした