夫人
「いやっ、その…
あっ、瞳。ジョエルの瞳。
ブルーなのね。
とても綺麗なブルーだわ。」

「ありがとう。父親と同じなんだ。
君はブラウンだったんだね。
とても素敵だよ」


このままの関係で良いのではないか。

ジョエルとこんな風に話せるだけで幸せではないのか。

このまま永遠に親しい友人として側に居られるだけで贅沢ではないか。

きっと、これ以上を望んではいけない。


キャリーは、そう思い始めていた。
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