天狐の守護

ふぅ。と大きく息を吐いた時、突然突風が押し寄せた。

ガタガタと扉が揺れ、木々は激しく音を鳴らした。



封印が解かれた合図だ。


すると、魏扇の体の周りを複数の光が包み込んだ。


狐火だ。それは魏扇の体の周りを数週すると消えていった。


それは、1000年も続いた封印の歴史に幕が閉じた瞬間だった。


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