傷だらけの君は
後書き



えっと、ここまで読んでくださった皆さま……!本当に本当にありがとうございました!!


『傷だらけの君は』いかがでしたでしょうか?


この物語の主人公、紅ちゃんは作者の疑問から生まれたキャラクターでした。


はたして不思議な力を持つ女の子が、すぐに新選組のみんなにちやほやされるのか?


さらに性格に難アリ(ごめん紅ちゃん)だったらみんなはどんな反応をするんだろう。


プロットの段階では全然、想像がつきませんでした。

実際に物語を書き始めると、信じられないかもしれませんが勝手に登場人物たちが動くんです。

意志を持って、考えて、話して。

画面の奥で彼らはちゃんと生きていたんです。


「あ、この場面ではこの台詞を言わそう」

そう思ったことは、実はそう多くありませんでした。


彼らが思ったことを、わたしが文字に起こしているだけ。

ずっとそんな気持ちで書き進めていました。


ここまで登場人物たちとリアルタイムで物語を進められたのは初めてです。

作者にとってもすごくいい経験になりました。


紅ちゃんが最後、土方さんになにを囁かれたのか。それは皆様のご想像にお任せします。

わたしも色々と想像してるんですけど、どれも土方さん言ってそうだな〜〜ってニヤニヤしてます。

何言ったか教えてくれないかな、、(笑)


また、重度の土方さん贔屓である花袋が今回エンドに選んだのはあの人でした!


書いている途中どうしても土方さんを多く出してしまうから、このままいけば紅ちゃん土方さんとくっついちゃうと内心焦ってた時期もありました。


だけどこの作品では、紅ちゃんの『お父さん』になってほしい。

……そんな思いが土方さんにちゃんと伝わったんでしょう。


沖田さんと紅ちゃんにはこれからもずっと、幸せに暮らしていってほしいですね。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!


皆さまの心に少しでも残る作品でありますようにヽ(´▽`)ノ




花袋 一



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