妄想の恋が実現した結果。
うん、まったく覚えてない…
っていうかお母様のことだから全部世話は姥と鏑木に任せているものだと思ってた。
「あれ?そういえば鏑木って何歳なの?」
「50でございます。」
えええええええ~!嘘!?見た目は30代!!
「そろそろ引退でございます。これからは息子に継がせますのでご心配なく。」
「え、あの奏太!?」
「はい。奏太は結局執事になる道を選びました。」
「嘘~!そうなんだ。みんな生きる道を決めてるんだよね。
私どうしよう…あ、大学!!」
「ご友人の遥香様からノートのコピーを預かっております。」
遥香~!ありがとう!!やっぱり持つべき親友!
「あの、お嬢様…家で綾斗様ご一家がお待ちです。」
うそ~!あ、そういえば退院したらお話を伺うって言ってたわね…
「ねえ、鏑木。今日は疲れたから明日にしてと頼めないかしら。」
「多分いいと思いますよ。というかもうお酒を召し上がっているかと。」
でしょうね…二人はお酒が大好きだもの…
「ただいま。」
「香織~!香織がやっと家に帰ってきた!!ほら、お前も飲め飲め!」
「あ、いえ、お断りします。今日はもう休ませてください。」
こういう酔っ払いの人は苦手なんだよね。相手がめんどくさい。
「か、香織ちゃん…」
「どうなさいましたか?今日は彼女様とごゆっくりお過ごしください。」
こうして自室に入っていった。
部屋にシャワールームも設備されてるからこれで朝まで部屋から出なくて済む。
こうして寝る準備ができたのは0時。
変えてくるのが遅かったせいなのかお風呂で寝てしまったせいなのか時間がかかってしまった。
コンコン、ドアがノックされた。こんな夜遅くに誰だろう。
「こんな夜遅くにすみません。松田詩織で。入ってもよろしいでしょうか。」
なんでこんな夜遅くに…?
「はい、どうぞ。」
「こんな遅くにすみません。でもどうしてもお話がしたくて…
まず私と綾斗の関係は幼馴染です。そして綾斗の秘書です。
私は綾斗に好意を抱いていますが綾斗は昔からあなたのことが好きでした。
ずっと香織ちゃん、香織ちゃんって。
私はその香織ちゃんがどんな人なのか不思議でたまりませんでした。
以前、とあるパーティーであなたを見かけました。
とても美しく優雅で思わず見入ってしまいました。そりゃこの女性には負ける…と思いました。
そして婚約と聞いてあきらめました。
だってあんなにうれしそうに話してたら祝福してあげなきゃって思うんですよ。
だから綾斗のもとを離れようと思って話をつけようと呼び出して日があの事故の日なんです。
なので浮気とかじゃないです!!誤解を招くようなことをしてしまい、申し訳ないです!」
そうだったんだ…じゃあなおさらあなたのほうが結婚相手にふさわしい。
「謝らなくてもいいわ。だってこれからあなたが本当の立花さんの妻になるんだもの。
前にも言った通り婚約は破棄したわ。だから胸を張って立花さんの妻になりなさい。」
「もういい加減にしてくれ!!」
廊下から怒った立花さんの声がした。
「君はそんなに僕のことが嫌いなのか!?
だからかたくなに婚約を断っているのか!?
見舞いに行こうと思ってもずっと拒否されて…」
っていうかお母様のことだから全部世話は姥と鏑木に任せているものだと思ってた。
「あれ?そういえば鏑木って何歳なの?」
「50でございます。」
えええええええ~!嘘!?見た目は30代!!
「そろそろ引退でございます。これからは息子に継がせますのでご心配なく。」
「え、あの奏太!?」
「はい。奏太は結局執事になる道を選びました。」
「嘘~!そうなんだ。みんな生きる道を決めてるんだよね。
私どうしよう…あ、大学!!」
「ご友人の遥香様からノートのコピーを預かっております。」
遥香~!ありがとう!!やっぱり持つべき親友!
「あの、お嬢様…家で綾斗様ご一家がお待ちです。」
うそ~!あ、そういえば退院したらお話を伺うって言ってたわね…
「ねえ、鏑木。今日は疲れたから明日にしてと頼めないかしら。」
「多分いいと思いますよ。というかもうお酒を召し上がっているかと。」
でしょうね…二人はお酒が大好きだもの…
「ただいま。」
「香織~!香織がやっと家に帰ってきた!!ほら、お前も飲め飲め!」
「あ、いえ、お断りします。今日はもう休ませてください。」
こういう酔っ払いの人は苦手なんだよね。相手がめんどくさい。
「か、香織ちゃん…」
「どうなさいましたか?今日は彼女様とごゆっくりお過ごしください。」
こうして自室に入っていった。
部屋にシャワールームも設備されてるからこれで朝まで部屋から出なくて済む。
こうして寝る準備ができたのは0時。
変えてくるのが遅かったせいなのかお風呂で寝てしまったせいなのか時間がかかってしまった。
コンコン、ドアがノックされた。こんな夜遅くに誰だろう。
「こんな夜遅くにすみません。松田詩織で。入ってもよろしいでしょうか。」
なんでこんな夜遅くに…?
「はい、どうぞ。」
「こんな遅くにすみません。でもどうしてもお話がしたくて…
まず私と綾斗の関係は幼馴染です。そして綾斗の秘書です。
私は綾斗に好意を抱いていますが綾斗は昔からあなたのことが好きでした。
ずっと香織ちゃん、香織ちゃんって。
私はその香織ちゃんがどんな人なのか不思議でたまりませんでした。
以前、とあるパーティーであなたを見かけました。
とても美しく優雅で思わず見入ってしまいました。そりゃこの女性には負ける…と思いました。
そして婚約と聞いてあきらめました。
だってあんなにうれしそうに話してたら祝福してあげなきゃって思うんですよ。
だから綾斗のもとを離れようと思って話をつけようと呼び出して日があの事故の日なんです。
なので浮気とかじゃないです!!誤解を招くようなことをしてしまい、申し訳ないです!」
そうだったんだ…じゃあなおさらあなたのほうが結婚相手にふさわしい。
「謝らなくてもいいわ。だってこれからあなたが本当の立花さんの妻になるんだもの。
前にも言った通り婚約は破棄したわ。だから胸を張って立花さんの妻になりなさい。」
「もういい加減にしてくれ!!」
廊下から怒った立花さんの声がした。
「君はそんなに僕のことが嫌いなのか!?
だからかたくなに婚約を断っているのか!?
見舞いに行こうと思ってもずっと拒否されて…」