朝起きたら親友が女になってた件。
金髪美少女
「誰だ、こいつ」
金色の髪と、床に押し当てられた頬。
カーテンから射し込む光に照らされた白い肌は、薄桃色で綺麗だった。
昨晩寝ていたはずの友達、御影葉月の姿はなく、そこには金髪の少女がいた。
気持ちよさそうにすやすやと寝息を立てている。
「ああ、うん…寝ぼけてるんだ、そうだ」
ほぼ睡眠状態に近い脳は、俺のその解釈によって再び幕を閉じた。
< 1 / 10 >