朝起きたら親友が女になってた件。
よくよく見れば、服装は昨日の葉月…ハズのまま。



口調はなにも変わってないが、声が異常に高くなっている。





腰まである金髪のロングヘアーは、寝ていたせいか少々寝癖がついていた。


焦ったように目を見開き、ひたすら俺の肩を揺さぶる少女は、どこかハズの雰囲気に似ていた。






「俺、妹とか姉とかはいないはずなんだけど…」



「俺や!俺は御影葉月!あんたの大親友やろおお!!」





相変わらずものすごい勢いで揺らされている俺は、喚く少女を見ているしかなかった。



俺の大親友(?)であるハズと言っている。







このおかしな状況を打破するためにも、俺は肩に置かれていた少女の手を取った。
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