†私の初恋レシピ†

それから私は、自分の席に座ってグランドで部活をしている生徒達を眺めてた。




どーしよ・・・いろいろ早過ぎて、頭がついてけない。




「はぁ・・日南田先輩・・・・。」







「何?」




・・・・・・・。あれ?今、先輩の声がしたような?





ガタンッ!!




声のしたほうを見た私は、席を立ち上がった。




「え?・・・ぇえ?!なんでっっ??」




そこには・・・・・日南田先輩の姿・・



ビックリしてる私を見て先輩が笑ってる。




あの顔・・・・好きだなぁ。




「何で先輩がここに?!」




「いやぁ、俺学級委員でさ、今月の生徒会の戸締まり運動のチェック係なんだ。というか、昨日もその前も今月は俺、この階のチェックに来てたんだけど・・?


君、昨日も居たよね?」




え?そうだったの!?私・・・ずっと気付かなかった・・・。




「私、全然気付きませんでした!」




「そりゃそうか。君、いつも寝てたし(笑)起こそうとしたけど、あんまり気持ち良さそうにねてるから、起こしちゃ悪いかなぁと思ってね。」




そう言って先輩は笑った。



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