繋いだ手は二度と離さないで



「久しぶり。」




唯斗は、真っ直ぐ見たまま言った。




私に言ったのかな?




「・・・うん。」





「別に気まずそうにしないでよ。


俺はお前が嫌い。もう好きとかないからさ、


お前も嫌いだろ?」




唯斗は、冷たい目で私を見た。

< 17 / 21 >

この作品をシェア

pagetop