繋いだ手は二度と離さないで




「・・・嫌い。」





本当は嫌いじゃない。




でももう、私たちにあの時の関係性はない。





「だよな、知ってる。


てか、お前、先輩と付き合ってるだろ?」




昔付き合ってた頃は、私に対してあんまお前とか使わなかった。




冷たい口調になって、改めてもう唯斗は私のことを


なんとも思ってないんだなって実感する。




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