繋いだ手は二度と離さないで


「唯斗くんの為にも今すぐ別れなさいよ。」




「……わかった。」




私は、うなずいてしまった。





そして昇降口までトボトボ歩いた。



「花!遅いよ!


何かあった?」




約束した時間よりも2時間経ってるのに、




唯斗はまだ待っててくれてた。


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