繋いだ手は二度と離さないで


「花から呼び出すの珍しいね。


どうした?」





「あの、さ。私たち別れよ。」




直で言ってしまった。





「は?なんで?」



唯斗は信じられないという顔をしてる、






「ごめん。好きじゃなかった。




唯斗に告白されてから好きになろうと頑張ったけど、



無理だった。」





違う。たしかに告白してきたのは唯斗だけど、





私も好きだった。
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